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本願寺ご門主 明如上人 (1850-1903)
本願寺ご門主 明如上人 (1850-1903)

本派本願寺羅府別院について

本願寺第二十一代門主明如上人は「もとよりも 人に隔てはなかりけり ひとつみ法りの種やしかまし」と国外への念仏弘通に意欲を示され、1899年、京都の西本願寺から二人の僧侶をサンフランシスコに派遣しました。これが、北米における海外伝道のはじまりとなります。1905年には、日本から内田光融師がロサンゼルスの地に足を踏み入れて、LA西本願寺の前身となる寺院の住職になりました。1969年に現在のEast 1st Streetに寺基が移転されるまでは、北セントラル街東一番地(現「Go For Broke National Education Center」)を中心に小東京における日系アメリカ人の心のよりどころとして機能し、今もコミュニティの一員として活動を続けています。本派本願寺羅府別院は、南カリフォルニアの地で百年以上に渡り浄土真宗本願寺派(本山:龍谷山本願寺、通称「西本願寺」)における北米開教区の別院として、お念仏のみ教えを響かせています。

 

平時は日曜礼拝、年忌法要、お葬儀、結婚式を行っており、日本と同様に報恩講や降誕会、永代供養等の法要も勤修しています。日本語の仏事も受け付けております。仏事のご相談につきましては、寺務所までお電話、又は"Contact"からお問い合わせください。平日は、日本語対応も可能ですので、どうぞお気軽にご連絡ください。


西別院沿革(概略)

1905  南加仏教会創立。初代開教使:内田光融師(後に北米開教区第四代監督)
1917  「ロスアンゼルス本派本願寺」に名称を変更。大和ホールに拠点を移す
1918 現在に続く仏教婦人会を創立
1925 北セントラル街東一番地に本堂を新築
1931 南部教区を統括する別院として、本山より別院の寺格を賜る。当時の布教所はガーデナ、ベニス、パサデナ、オレンジ(後年に全て独立寺院となった)などであった。
1942 日米開戦のため、輪番及び駐在開教使らが抑留所に収容せられる。戦時中は抑留所に送られた家族の倉庫として利用され、留守中の管理はゴールドウォーター師が務めた。
1945 抑留所から戻った家族の一時滞在先として機能する
1947 父母会が発足し、日曜礼拝後のDharma Schoolが再開
1966 現在の敷地に寺基が移転されることが決定
1966 Wanjettesバスケットボールチームが発足
1969 大谷光照前々門主御親修のもと、別院新本堂落成慶讃法要が勤修される
1969 ボーイスカウト738隊が結成
1970 カブスカウト738隊が結成
1970 親鸞聖人居多ヶ浜上陸の銅像が廣瀬精一氏によって本堂入口に寄贈される
1971 千地琇也親子制作の釈尊一代記をテーマにした壁画完成・寄贈される(本堂に設置)
1973 親鸞聖人御旅姿の大銅像が廣瀬氏より寄贈される
1976 Kaikan(体育館)が完成
1978 LA Matsuri Taiko AikokaiがKaikanで練習を開始(現在は、LA Taiko Ichizaが稽古に励む)
1979 仏教伝道協会(通称、BDK)の沼田恵範師より梵鐘を寄贈される
1980 大谷光真前門主御親修のもと、別院創立七十五周年慶讃法要が勤修される
1980 西デイケタセンター(保育所)が別院院内に設置される
1985  別院創立八十周年を記念して、川口氏より石灯籠一対を寄贈される
1985 ガールスカウト1213隊が結成
1986

西柔道クラブが発足される

2005

創立百周年慶讃法要が勤修される

2005

ウィステリア小聖堂・無量光寿堂(納骨堂)が完成

2019 大谷光淳門主御親修のもと、寺基移転五十周年慶讃法要が勤修される 
2020 COVID-19パンデミック発生により、オンライン仏事が始まる